銅酸化物高温超伝導体や最近発見された鉄系超伝導体では,その超伝導転移温度(Tc)が高いことに伴って低温での上部臨界磁場(Hc2)も非常に大きな値を示します。銅酸化物超伝導体では通常100テスラのオーダーとなります。このためHc2の温度依存性や,磁場で超伝導を壊した時の常伝導状態の研究にはパルスマグネットやハイブリッドマグネット(定常磁場)を用いた強磁場中電気抵抗測定が強力なツールとなります。私達はパルス強磁場中電気抵抗測定から上記の高温超伝導体のHc2を評価し,その磁場−温度相図から超伝導発現機構の糸口を探ることを目指しています。 |
共同研究: 阪大院理,産総研,物材機構,筑波大,東大理,東北大理 |
詳細はこちら >>> リンク |
|
 |
図3:鉄系超伝導体SrFe2(As,P)2のパルス磁場中電気抵抗率 (試料提供:大阪大学理学研究科・田島研究室) |
|